永山グループ張永軾会長”北海道から沖縄まで17店舗の免税店があります”
永山グループ 張永軾会長 ”北海道から沖縄まで17店舗の免税店があります”

張永軾会長の執務室には松下幸之助の言葉が書かれた額縁がかかっている。成功するため心に留めておくべき’成功心得’10ヶ条である。

松下幸之助は日本で経営の神様として尊敬されており、素手で松下電器産業を起業し’ナショナル’というブランドに育て上げた立志伝中の人物である。

額縁の内容が気になり近づいて見ると第1条が”強く願うこと”である。成功するためには強く成功を願わなければならない、という話に思わず膝を打ちたくなった。

張永軾会長も強く願った結果、今の会社を成し遂げたのか?張会長は永山という名前の家電製品免税店チェーンを運用している。東京、大阪など日本全域17店舗の免税店がある。

12月1日沖縄店がオープンすれば最北端の北海道から最南端の沖縄まで店舗を持つことになる。日本では量販店と呼ばれる大規模チェーンである。従業員数も180名に達すると言う。

▲松下幸之助 成功心得

張会長が日本に渡って来たのは1993年9月20日だそうである。

全羅南道順天出身で順天大機械工学科1期生である彼は軍隊除隊後、日本に留学に来てわずか2年の1995年6月今の会社を創立した。

飲食店鉄板洗い、新聞配達など手当たり次第に働いた彼は会社を創立してからは、まず、貿易業を始めた。

趙容弼歌謡テープなど韓国歌謡テープも持って来て売り、日本に米騒動が起こった時は、韓国の米を輸入して売りもした。

そうこうしている内に13年前、秋葉原に量販店1号店を出店したのが今のビジネスの始まりである。

”中国と東南アジアの観光客がメインの顧客です。韓国の10社余りの企業と提携してビデなど韓国製品も販売しています。

彼は’エイサンバイク’という自社ブランドで電動アシスト自転車も生産して出荷している。

”2008年から開発を始め昨年ようやく市場にお目見えしました。高齢者や児童を乗せて走る女性達に人気があります。

日本で6万円から10万円の間の価格帯で販売していますが、他の製品に比べ品質はいいのに価格は30%安く競争力があります。”

張会長は電動アシスト自転車と生産、組み立ての為、故郷である順天に組み立て工場を建設中である。来年1,2月に竣工するこの工場に100億ウオンを投資するとのこと。

この電動アシスト自転車が成功裡に出帆させながら、5年後、日本証券市場に会社を上場するのが当面の彼の目標である。

年間売上額も現在の190億円から300億円を超えるものと期待される。

”WORLD-OKTA次世代貿易スクールに講演して回りながら、私が経験して来た話しを聞かせ、夢と希望を持てるように激励しています。挑戦無くして成功はありません。”

彼は来年6月会社創立20周年を迎え、”20年間事業をしながら、事業のために何をしなければならないか体得した”と語った。

日本で事業で成功するために最も重要なものは何か、という質問に彼は’信用’だと答えた。そして人生をかけて専門家にならねばならないと付け加えた。

彼は”会社に’四つの問わず’哲学がある”とし”まず、学力、年齢、国籍、男女を問わないこと”だと言った。

World Korean News(http://www.worldkorean.net)