チャン・ヨンシク東京韓国商議新任会長
「オールドカマー(旧定住者)とニューカマー(新定住者)企業人が協力し、発展できる商工会に導きます。」

在日同胞代表経済人団体の在日韓国商工会議所所属東京韓国商工会議所第12代会長にニューカマー出身のチャン・ヨンシク永山代表が選出され、2016年6月10日に就任した。

90万名に至る在日同胞社会は戦前に来日した人とその子孫からなる「オールドカマー」と1980年代以降来日した「ニューカマー」で分かれている。約20万名と推算されるニューカマー出身企業人がオールドカマーが要になる商工会会長になったのは初めてだ。

チャン・ヨンシク会長は14日連合ニュースとの電話インタビューで「商工人会がニューカマーを積極的に受け入れ、団結していることを見せる代表的なケースなのでそれほど重い責任感を感じる」と「任期の内に新・旧定住者間化合と商工会のグローバル化の先頭に立つ」と覚悟を決めた。

個人事業者と法人等約300名の会員がいる東京韓国商工会議所は在日同胞商工会の中で一番大規模で、チャン・ヨンシク会長は東京韓国商工会議所の会長になった為、在日韓国商工会議所副会長に就任した。

チャン・ヨンシク会長は東京、大阪、広島など日本全国17ヶ所で免税店を運営し、年間2億5千万ドルの売上を上げる永山を導いている。世界韓人貿易協会(以下、World-OKTAという)の副会長でニューカマー出身の中では一番成功した企業人の一人だ。

商工会がニューカマーを積極的に受け入れ始めたのは前任のキム・グァンイル会長からだ。

チャン・ヨンシク会長はWorld-OKTA東京支会、在日韓国人貴金属協会、東京在日韓国人連合会等ニューカマーの代表団体との交流を更に拡大していくという抱負を持っている。

彼は「オールドカマーが中心の商工会は現地化及び日本企業とのネットワークが強みだが、海外経済人との交流が貧弱だった」と「World-OKTAなど海外同胞団体との交流・強力を積極的に推進する」と表した。

在日本大韓民国民団の傘下団体だった在日韓国商工会議所は一般社団法人に独立し、二つに分かれたが、5年間の紛糾を終わらせて民団傘下に復旧した。キム・グァンイル会長が在日韓国商議の新任会長に就任し、その後任でチャン・ヨンシク会長が就任した。

7年前に商工会に加入し、取締役と副会長を経て会長職までに上がったチャン・ヨンシク会長は「最近日韓関係が冷却化しているが、経済分野においては絶えず交流が続いている」と「両国の事情をよく知っている在日同胞企業人が集まっている商工会が先頭に立ち、親善関係の回復に協力する」と発表した。

ソウル連合ニュース