張永軾会長、東京韓国商工会議所会長 重任有力
張永軾会長、東京韓国商工会議所会長 重任有力

ニューカマー出身会長は初めて… WORLD-OKTA主席副会長も東京韓国商工会議所(会長 張永軾)が5月23日東京八芳園(予定)で定期総会を開催し、次期会長を選出する。

”会長任期は本来3年です。張永軾会長は前任金光一会長が就任1年を終えた時点で、在日韓国商工会議所(韓商連)会長に選出されることにより辞任した為、

その後を引き継ぎ残り2年間を会長として奉仕しました。”という東京韓国商工会議所側の紹介である。

東京韓国商工会議所のある関係者は4月第2週に選挙管理委員会が構成されると紹介し、張会長が希望するなら重任する可能性が高いと付け加えた。

このように再度選出されれば、今後3年を会長として奉仕することになる、と説明した。

大型免税店グループである永山グループを経営する張永軾会長は’ニューカマー(新定住者)’出身として、’在日同胞の花’と言われる東京韓国商工会議所会長に昇り詰める立志伝を書いた。

ニューカマーは光復前に日本に渡って来たか、日本で生まれた’オールドカマー’と言われる在日同胞と違い、

80年代旅行自由化前後に日本に留学したか駐在員として来日して定着した人々を指して称する日本のマスコミの’新造語’である。

昨年12月開かれた東京韓国商工会議所月例会張会長が日本に来たのは1993年9月である。

全羅南道順天出身で順天大機械工学科1期生である彼は軍隊除隊後、日本に留学しわずか2年の1995年6月今の会社を創立した。

飲食店の鉄板洗い、新聞配達など手当たり次第に働いた彼は会社を創立してまず貿易から始めた。

趙容弼歌謡テープなど韓国の歌謡テープも韓国から持って来て売り、日本が米騒動になった時は米を輸入して売ったりした。

そうしている内に秋葉原に量販店1号店を出店したのが今の免税店ビジネスの始まりである。中国と東南アジアの観光客が主な顧客だった。

韓国企業と提携してビデなど韓国製品も販売した。’エイサンバイク’というブランドで電動アシスト自転車も製造出荷した。

彼は電動アシスト自転車製造組み立ての為、故郷の順天に組み立て工場も建てた。従業員を採る時、’学歴、年齢、国籍、男女を問わない’という彼の’4大不問哲学’も独特である。

2016年6月ニューカマーとしては初めて東京韓国商工会議所会長に昇った張会長は、以後意欲的にプログラムを作り東京韓国商工会議所の活性化に挑戦した。

月例会を始めたのも彼の作品である。総会や理事会の時だけ集まりでは疎通や親睦が難しくならざるを得ない。

毎月集まり講義も聞き、お互いビジネス情報を交換するようになれば、商工会議所会員間のシナジーを高めることは当然のことである。

張会長が重点を置いた事業として始めたこの月例会の集まりは2年経って今は完全に定着したと評価される。

もう一つは休業状態だった不動産部会を活性化させ、グローバルビジネスサポートセンター(GBS)部会を新たに出帆させたことである。

会員同士の情報交流の機会を増やし、組織活性化の起爆剤とするという考えである。このような試みが期待した成果を収めながら、東京韓国商工会議所は一層活発になったと評価を受けている。

また、一つは若い血の輸血である。張会長は50代前半である。彼が活発に動くことによって以前に比べ若い会員たちの参与が増えた。

張会長を支援するニューカマー会員の参加が増えたことも一つの理由である。張会長は昨年からは世界韓人貿易協会(WORLD-OKTA)主席副会長にも就任し活発な歩みを見せている。

World Korean News(http://www.worldkorean.net)